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介護職に求められるスキルって? 

コロナウイルスの影響で、私たちの生活様式も変化を余儀なくされる時代になりましたね。

経済状況に影響が出ると、その影響を受けにくく、資格さえあればどこでも働ける介護の仕事に注目が集まってきます。

今回はそんな介護の仕事に興味を持たれているあなたへ

「①介護士の役割・求められる専門性(スキル)について」

「②自分の得意を見つける」

についてお話していきます。

①介護士の役割・専門性(スキル)について

介護の仕事は誰でも始めることができる仕事です。

しかし、誰でも続けられる仕事ではありません。

それは介護士の役割・求められる専門性に大きく起因しています。

介護の資格は業務独占(その資格が無いとできない)ではなく、名称独占の資格です。

つまり、無資格・未経験でも働け、働く場所によっては業務の制限なく、国家資格保持者と同じ仕事ができてしまいます。

※特別養護老人ホーム等の施設介護系で働く場合に限る。訪問介護の身体介助はできません

介護士の役割は、「介護予防」「悪化防止」の視点を持ち、チームケア(介護職のみのチーム・医療職等の専門職と一緒のチーム)を展開し、「利用者主体の生活を再構築する」ことです。

そして日々揺れ動く、ご利用者の気持ちに寄り添えるケアが求められます。

24時間365日、どんな職種よりも長くご利用者に接する介護士だからこそできることです。

それを実現させるために介護士に求められる専門性として、以下の7つが挙げられます。

「専門的知識・技術」「観察力」「洞察力」「コミュニケーション力」「言語化する力」「連携する能力」です。

これらの専門性をもって役割を担えるよう日々考察・研鑽し、多職種と連携を図りながらケアを展開していかなければならないのです。

以上のことから、誰にでも始めることができる仕事でも、誰にでも続けられる仕事ではないことがご理解いただけたかと思います。

②自分の得意を見つけよう!

誤解を招いてしまったかもしれませんが、一人の介護士が全ての専門性を持ち合わせていなくてはならないという訳ではありません。

介護はチームプレイの仕事です。十人十色で様々な専門性をもった介護士がいて良いのです。

「話しを聴くのが得意!」「伝えることが得意!」「レクリエーションが得意!」「認知症の方への対応が得意!」等・・・。

言うなれば「職人」の集まり!?といったイメージです。

大切なのは、自分の強みを知っているかということ。

そう言うと「自分に強みなんてない」という声が聞こえてきそうですね。

そんなあなたは、不足にフォーカスする傾向がありませんか?

「無いもの」「不足しているもの」にフォーカスするのではなく、「すでに有るもの」「足りているもの」にフォーカスすることが大切です。

得意を見つけ、実践(アウトプット)できるとそれが自信になり、継続できる原動力になりますね。

得意を伸ばすには実践だけではなく、勉強(インプット)も必要です。

自分に必要だと明確になった学習は身になり、直ぐに実践に移すことができます。

「○○しなければならない!」ではなく、「○○したい!」と思ったことは潜在意識が働き256倍のエネルギーがでるそうです。

まずは過去を振り返り、「自信があること」「できたこと」「褒められたこと」書き出して、自分と向き合うことから始めましょう!

きっとあなたの気が付かなかった強みが見つかるはずです。

今後の就職活動にも必ず役に立つので是非実践してみて下さいね。

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むさし介護アカデミー
講師
原彰宏